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アジアの新興国・バングラデシュでインターン修行 vol.7

こんにちは、Oceanizeインターンの木内陽翔です。

僕はキャッチコピーが好きです。電車の中吊りなんかで長文の広告があったら全部読んじゃいますしバシッとかっこいいキャッチコピーって一日中頭から離れなかったりします。

「そうだ、京都行こう」とか

「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」とか

ジブリのキャッチコピーも大好きです。

「4歳と14歳で生きようと思った。」

「好きなひとが、できました」

「生きろ。」

「生きねば」

「見えぬものこそ。」

「あなたのことが大好き」…

キャッチコピーがいいと、魅力がぐっと引き立ちます。ひらがなかカタカナかとか、句読点の位置とか、そんなニュアンスの違いも楽しい。でもこのニュアンスの共感って、やっぱり日本人同士じゃないとできないんじゃないかな、と思います。

逆に

「Think different」とか

「JUST DO IT」とかって

意味はわかるし語感の気持ち良さも感じるけど、でもネイティブが感じるほどじゃないんだろうな、と思ってしまいます。何語をしゃべるか、が自分のアイデンティティにつながるのもこういう、本当に共感出来るか、微妙なニュアンスを表現できるか、とかそういうことなんだろうなと思います。最近日本語でしゃべることが楽しいです。笑

英語でしゃべるのもいいけれど、ベンガル語を覚えるのもいいけれど、やっぱり日本語でしゃべる方がラクだし楽しい。何と言ってもスラスラ出てくる笑

そこで日本語を喋る機会を増やす…バングラデシュに興味を持ち、来てくれる学生・仲間を増やせればこの問題も解消です。ここでキャッチコピーの出番。聞いただけでちょっと行きたくなるようなコピー。ぴったりのがありました。

「冒険とイマジネーションの海」(東京ディズニーシー)

もう聞いただけでわくわくしますね。今年は15周年だそうで、入場料再値上げにもかかわらずかなり盛り上がっているとか。そんなTDSの素晴らしいキャッチコピーをいただいて。

「灼熱とネゴエーションの国」(バングラデシュ)

ネズミに対抗してマスコットキャラはゴキブリに。「ゴッキーだよ!カサッ!」とか。うーん、この空回り感…笑 これだ!といういいキャッチコピーが思いついたらその都度更新していきたいと思います。何かいいキャッチコピーがあったら連絡ください、使わせていただきます笑

ところで海外、特にアジア圏でのあるあると言えば

「外国人観光客はボラれる」

バングラデシュも例外ではありません。ここは灼熱とネゴシエーションの国。(気に入った)ローカルマーケットやリキシャ、CNG、言い値が多いこの国ではあらゆるところで交渉術が物を言います。

交渉ありきなのではじめに言ってくる値段は外人だろうが現地人だろうが少し高めみたいです。値切り交渉というのは大抵、はじめに本当に払いたい額を若干下回る額で提示するのが定石です。相場を知らない外国人はいいカモ。

交渉しようにも本当は半額以下のものを倍で買わされたり、相場よりもやたらと低い値段を提示しようもんなら相手にされなくなります。相場感を持っていないと勝負の場に立てないわけです。

そんなわけで買い物に行く時は会社の誰かについてきてもらっています。服を買いに行った時はデザイナーのHimelが、ルンギを買いに行った時はお手伝いのPikuがついてきてくれました。

ルンギというのはこっちの男性用の一般的な巻きスカートでリキシャのおじさんや街中の少年など年齢問わずルンギ姿でぶらぶらしているところを見ることができます。

ルンギを履いている時は基本的にパンツは履きません。(し、結構な割合でズボンはいててもノーパンの人が多い気がします。)ルンギの中もぶらぶらしているわけです。

街中でも普通に見かけます

道路の脇でしゃがんでるリキシャワラ(リキシャ運転手)のおじさんは大概お花摘みの最中です。

そんなルンギですが欲しくなったきっかけは単純で寝る時に楽なズボンが欲しかったから。僕はバングラデシュに長ズボンしか持ってこなかったんです。寝る時に着れる短パン的なの欲しいなと思っていたところどうせならと思いルンギに挑戦してみました。

このルンギ、構造はシンプル。長い布の端と端をくっつけてあるだけ。筒状の布の中に入ってそれを巻きつけたら完成です。履いてみるとなんというかスカートなんで普段当たることのない風が内腿を襲います。変な感じ笑

慣れたらなんともないけれどこれをさらにノーパンで履くのは勇気がいりますね笑

買ったのがこれ。ちなみにサンダルもローカルマーケットで購入。

ルンギであればなんでもよかったのですがいざ買ってみると巻き方にいろんな種類があることとか、ローカルマーケットの少年たちの柄がすごいかっこよく見えたりとかさながらファッションに目覚めた中学生のような心境に陥りました。笑

かっこいいと思って買ったチェックシャツが、THE中学生だったことに気がついたあの日。

別にやっつけでなんでもいいから買ったんだよ、おしゃれなんて興味ねぇんだよという理工学部のチェックシャツ。

線の幅の広さ、色の組み合わせ、サイズ感___

着る人が着ればカッコよかったり着方を工夫するだけで全然違って見えたり。みんな持ってるからこそ奥が深い…チェックシャツと同じ匂いを感じます。(多分柄のせい。)

映画のポスター?ルンギの巻き方もいろいろ。

ちなみにお値段100タカ。はじめは250タカと言われたのですが交渉の結果100タカまで下がりました。現地人パワーです。PikuにしてもHimelにしても交渉前に「〇〇くらいまで下げるから見てて!」といって迫真の演技を見せてくれます。さすがです。

僕の家はダッカでも端の方なのでどこに行くにもリキシャやバスを活用しているのですがリキシャでも交渉が必要です。

最近リキシャの相場の感覚がわかってきてこれまでと違った新しい交渉術を身につけました。

ずばり、「交渉しない。」

身につけた、というか気づいたらそうなってた、というか…まず、リキシャワラのおじさんには英語が通じません。そして僕はベンガル語が通じません。

リキシャワラのおじさんと僕の間で通じる言葉はたった一つ。

我が家のある地区「DOHS」

実際これだけ伝われば、あとはおじさんが行ってくれるかどうか、の問題です。ここでどうにか値段交渉しようと奮闘するよりとりあえず黙って乗る。あとは降りるときにこんなもんかな?って感じで5タカくらい多めに払えば解決。おじさんも文句ないし交渉の時間がない分疲れないし早く帰れる!

交渉するとなぜか相場よりもいくらか高いところでこれ以上下げられない”現地の壁”があるのですがこの方法ならその壁を突き破れるというのも大きいです。相場を知ってるからこそできる技。上級テクニックを身につけてきました笑

ただ別に相場を知ってる必要もないのかなぁとも思います。

普通のバングラデシュ人より高かろうが安かろうが受けられるサービスや商品に自分が納得してその価値があると思えばお金を払えばいい、納得しなければ受けなきゃいい。僕の感じている5タカとリキシャワラのおじさんの感じる5タカの価値は多分違くて5キロ先の家まで乗せてくれるリキシャのおじさんに払う25タカがたとえ30タカになっても僕の懐に与えるダメージってたいしたことない。しかしリキシャワラのおじさんにとっては休憩のティータイムがちょっと豪華になる大きな5タカだったりするわけです。

僕は日本に生まれたから現地の人と比べると多分少しお金を多く持っていて、持っていて払えるなら払えばいい。払った後で相場は半額でした!とか言われても払った時に納得していたのならその後で残念がる必要はない。

自分にとってそれだけの価値があるのかどうか、です。お金の価値ってすごく相対的ですね。

インターンの身ながらお給料をいただいているのですが僕がバングラデシュ人だったら同じだけの仕事をしていくらになるのだろう、とふと思いました。

きっと今よりももらえるお金は少なくて、でも今僕はバングラデシュで働いているわけで、じゃあそのちがいは何か、日本人だからかというだけで差が出ていいのか?コードを打てない自分がここで生み出している価値とは?とか考えます。結論日本語が通じてかつ現地にいる、ということが今の自分の価値なんだと思いますが、ここにいることが価値、ってすごいですね。笑

ここにいる、ということが価値になったり、大学生である、というのが価値になったり

自分が何とも思っていなくても欲しい人がいればそれは価値があるし、逆にどんなに自分がいいと思っていても欲しがってもらえなければ意味がない。当たり前だけど大事だなぁと感じます。

大事だけど当たり前のことですね。

前回の投稿から1ヶ月ほど空いてしまいましたが僕は元気です。これからラマダーンが始まるとのこと。未知の体験を前にわくわくしています!

それでは!

বিদায়!

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