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アジアの新興国・バングラデシュでインターン修行vol.10

こんにちは、oceanizeインターンの木内陽翔です。

前回に引き続き先月帰国した際の話をしていきたいと思います。

前回のあらすじ

6月7日、22歳の誕生日を迎えた僕はビザの期限切れのため日本への帰国の途につく。12時発の昆明行きの飛行機は嵐のような雨によって欠航。9時間に及ぶ待ちぼうけ、免税店で香水をかぎ続けるだけという不毛な1日はある意味で最高に記念になる誕生日であったと言える。

しかし航空会社が用意したホテルのふかふかのベッドとバイキングによって機嫌を取り戻し、翌日の振替え便も無事離陸。6月8日現地時間15時、昆明長水空港に到着するのだった。

機内食。

到着

昆明に着くと荷物を受け取るようにと指示が。バゲッジクレームで荷物と対面。前日の雨やこの混乱の中で荷物がなくなるのではなどと心配していた僕としてはプチ感動の再会。
比較的早く荷物をゲットできた僕はチケットってどうすればいいのかなぁと思いつつ、とりあえず大勢に続きます。

やってきたのは中国東方航空チケットカウンター。すでに人だかりができています。受付の人たちの眉間には深いシワが刻まれ、怒号が飛び交うまさに戦場。
バングラデシュ人にしても中国人にしても我が強い方々なので列を作るという文化は通用せず。 前の人の手続きが終わるか終わらないかのうちに自分のパスポートをいかに握らせるか、が勝負のカギを握ります。

強豪相手に苦戦を強いられていた僕はあることに気がつきました。

それは、ここが国内カウンターだということ。

僕は昆明から上海の便に乗りますが、行きの経験上・チケットは昆明ー羽田間で発行されていたはず。押し合いへし合いの人だかりの向こう側、国際線のカウンターは比較的空いているのが目に入りました。

交渉

国際線のカウンターに行くと無事パスポートを渡すことに成功。チケットの取り直し手続きが始まりました。少しでも早く日本に帰りたかった僕はせめて今日中に上海に行く手段はないかと粘ってみました。

今日中に大阪行きなら直行便があると言われ、麻痺していた僕は総飛行距離的には大阪も羽田もなんだか一緒のような気がして「それで!」と言いかけてなんとか止まりました。
この状態で深夜に大阪についてもそこからが大変です。

そんなこんなしているうちに、同じ便で偶然一緒だった日本人、吉村さんご夫妻と合流しました。

結局チケットは次の日の早朝発の上海行き、羽田に夕方5時半に着く便で予約をしてもらいました。 またしてもホテルを手配してもらい、ホテルからの迎えを待つことに。

知ってたよ

30分で来るから近くのベンチで待て、と言われ1時間半ー

ここにきてまたも待ちぼうけ。こう、だんだんと時間という感覚を失ってきます。 昆明は中国なので当然空港内は中国人だらけ。普段南アジア系の濃い顔に囲まれて生活していたために言葉は通じないけれど何だかすごく帰ってきたような気分になっていました。

自分たちは忘れ去られているのではないか、コンビニでも行こうか…そう思い始めた時、ついに一人の空港職員さんがついてこい、と手招きをしてきました。疲労困憊(何もしてないけど)で大きな荷物をゴロゴロ弾きながら空港の外に出ると、目の前を一台のバスが走り去って行きました。それを見て必死に追いかける空港職員…

まさかそんなこと…

息を切らして戻って来た職員さん。どうやら今いなくなったバスに乗らなければいけなかったよう。「君たちの乗る予定だったバスが行ってしまった。ここでバスが来るのを待ってくれ。」やっぱりそうだよね、知ってたよ。 この時の僕はおそらく仏のような顔をしていたのではないかと思います。 待つということを超えた無の境地。何かある種悟りの道に通じるような非常に穏やかな心持ちになっていました。

バス自体は結構やってくる。

そしてやってきたバス。空港を離れどんどん市街へと向かっていきます。 バスはタバコくさいけどバングラデシュの路線バスほどボロボロではありません。 高速道路の路面は平。もはやバングラデシュに慣れてきた僕は中国進んでるなぁと思いました。高速の料金係りがおじさんではなくお姉さんだったり右側通行左ハンドルだったり(バングラデシュは左側通行右ハンドル)そんなことをぼーっと見ているうちにホテルに着きました。

繰り出せ夕飯

今回は食事は付いていなかったので吉村さん夫妻とともにホテルの外へぶらぶら出ることにしました。 ホテルのある一帯は観光客向けの地区らしくホテルやお土産店がずらっと並んでいるようなところでした。その中で何軒かレストランというよりは食堂のようなお店も連なっているのを発見しました。どのお店も焼き鳥屋さんのような焼き台がずらっと並び、串焼きをしているという若干の違いはあるものの、店の外観は完全に横浜中華街のそれでした(本物)。

そのうちの一軒に入ると壁一面コンビニの酒コーナーのような冷蔵庫がずらり。串カツ屋さんのように何本か選んで渡せば外の焼き台で焼いてくれるようです。各種色々なお肉と巨大な野菜たち。そして虫さんたち。

巨大なナスと唐辛子。

上段はおなじみイナゴ。下段は各種芋虫たち。

かなりバライティに飛んだ品揃えでした。なかなかのくせ者ぞろいな串焼きに進む前に準備運動が必要です。店員さんは中国語オンリーでメニューもなかったために、とりあえず近くのカップルが食べてた美味しそうな麺と空心菜炒めを指差しで注文。(紙とペンを持ってくればよかった!) 料理を待ちます。

あれと同じのください!で乗り切りました。

周りを見回すと、どのテーブルにも運ばれてくる定番料理があることに気がつきました。 ザリガニの炒め物。 老いも若いも男も女もみんな美味しそうにザリガニをバリバリ食べてるのです。 しかもそのお皿のサイズが尋常じゃない。

真ん中の赤いのがザリガニ料理。

一緒にいた吉村さんご夫妻とあれもちょっと食べたいよねーと話しながらもただあの量は3人では食べきれない上にあれと同じの、という頼み方しかできないので断念。 そうこうしているうちに麺と空心菜が!

実食!

まずは空心菜の炒め物。中華鍋持ったコックさんがウロウロして厨房のものすごいガスの音がガンガン聞こえてくるザ・中華、な食堂でこれがうまくないわけがない。一緒に入っているナッツ?がものすごくいい味を出していてなかなか後引く美味しさ。そして麺。麺、麺と言ってますが、それはこれをラーメンと言えばいいのかそばと言えばいいのかわからなかったからです。 牛骨のスープと冷麺のような弾力のある麺、そして食べるラー油的な具だくさんのソースがかかってます。当然絶品です。

肉だけでなく貝や魚も。

うまいものを食べて最高に幸せな気分ついでに串焼きにも挑戦。
かなりの割合で地元の人たち?(観光客かも)が頼んでいたニラ串とお肉を3本、ゴマ団子を一本いただきました。うまい。やっぱりうまい。

店員さんが焼くときにつけてるソースがうまい。

バーベキューソースとオイスターソースの間?

バングラではなかなか手に入らない豚肉というのもポイントが高かった。

豚肉食べれるのってなんか久しぶりじゃないですか?と話をしていると吉村さんの住んでる地域ではイスラム・ヒンドゥー教以外のマイノリティの人たちが多く集まる地区でその地区では豚肉を扱うお店もあって比較的簡単に手に入るのだとか!しかもその地域は僕たちと比較的顔の系統が近い民族の方たちのコミュニティもあって町を歩いていると彼らの民族の言葉で挨拶されることがよくあるそうです笑

行ってみたい。バングラには9月にまた戻ってくるそうなので折を見て…笑

そして夕飯はご馳走になってしまいました。ごちそうさまでした!

この恩はいつか必ず…!
お店を出たところでお別れしました。次の日は全然違う便だったのでまたいつか、次はダッカで!と挨拶を交わしました。

吉村さんと別れた後、せっかくなのでお土産屋さんものぞきました。トランジットできただけなのになんだか旅行気分。

何かに効きそうな何か。

昆明の名産なのか、漢方、とかそういった類の乾燥した何か、が大量に売られていました。 雰囲気を察するにどれもお茶にして飲むみたいです。甜茶など見覚えのあるのもありました。(ちなみに食堂のお茶も甜茶でした)

ホテルはこんな感じ

そして___

7時25分の飛行機に乗るため4時半にモーニングコールが。バングラと中国、時差2時間と聞いたら大したことありませんが、早朝ともなれば話は別。体感は午前2時半。 ぼーっとしたまま訳のわからない状態。気がついたら空港ですでに荷物検査を終えていました。

昆明空港、国内線の出発ロビーはなかなか色々なお店で賑わっていておもしろかったです。 前日の”麺”を忘れられなかった僕はここでも再び麺を食します。 調理場で麺を手打ちしてるところが見える本格的な(わからないけど)お店があったので入ります。 肉も入って茹でたピーナツがまたうまい。葉物の野菜は家ではキャベツかパクチーくらいしかレパートリーなかったのでチンゲンサイも美味しかった!

朝から結構しっかり行きました。

調味料としてニンニクが置いてある不思議。

ただ思い出は美化されるもの。やはり前日のあの麺には及ばなかったです。

上海での乗り継ぎもスムーズ。搭乗ゲートで日本語のアナウンスを聞いた時、思わず感動してしまいました。この3ヶ月の成果として空港の英語のアナウンスをなんとなく大筋理解できるようになった僕ですが、やはりまだまだ修行が足りないので注目していないと聞き逃してしまいます。放送があるたびに聞き逃すまいと集中するのですがそこで日本語。特に意識せずぼーっとしていても内容が理解できる。すごい、すごいぞ日本語!

そして飛行機も中国東方航空とJALの共同路線ということで今までの飛行機にはなかったモニターが…! ちょうど見ていなかったスターウォーズを見ました(中国語字幕。) フォース最高です。
午後5時半羽田に到着。

3日間に及ぶ大移動が達成された瞬間でした。 そして目に飛び込んでくる光景に息を飲みます。

空港めちゃめちゃきれい!

係りの人が一から十まで笑顔で説明してくれる!!

入国審査の人が不愛想じゃない、何なら優しい!!!

そして何よりも日本語が通じる!!!!

スターウォーズの余韻に浸っていた上に頭もぼーっとしていた僕は

ここは別の星なんじゃないかと思いました。結構真面目に。

それくらいの衝撃でした。

わかんないながらも察して動く

次の行動を予測する

ダメだったら自己責任

でも多分どうにかなる

そんな心持ちで3日間を過ごしてきた僕にとって何もかもが感動の嵐でした。

バスの行き先も見知った駅の名前ばかり

横浜行き、新百合ケ丘行き、たまプラーザ行き…

たまプラーザ!!なんて久しぶりに聞いたんだろうと。

バスに乗った時のバスのきれいさ。前後の幅がしっかりあること。 信号が機能してること、逆走してるバイクがいないこと。 クラクションが聞こえないこと、道が平らなこと…
バスの中でも感動は止まりませんでした。

駅には弟が車で迎えに来てくれました。

新車になってる…!

最後のが一番びっくりしました。

つづく

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